投稿日:2017年1月11日|カテゴリ:院長ブログ

歯の知覚過敏について その5


歯の知覚過敏について

こんにちは治田歯科医院の治田です。今回も前回に続いて歯の知覚過敏について書きます。

  前回までに知覚過敏の原因、予防法、治療法について書いてきました。

 歯の知覚過敏は特に処置をしなくても、いつの間にか知覚過敏がなくなるということもあります。普段の生活の中で、象牙質の細い管の象牙細菅の中に結晶などが沈着して刺激が伝わらなくなることもあります。また神経(歯髄)の状態が変化することで、反応がおさまるということもあるのです。

 ただし、自分で勝手に歯がしみるのは「知覚過敏」だと決め付けてしまうと、後になって問題が大きくなることがあります。

 それは歯がしみたりするのは、知覚過敏のときだけではないからです。

 自分では見えなくても、歯と歯の間や、詰めてある材料の下で虫歯が神経(歯髄)の近くまで進行していて歯がしみることもあります。

 また、歯に目に見えない程度のヒビ(亀裂)が入っているようなときにも、知覚過敏と同じようなしみる症状になります。

  それらの場合には、それぞれに適切な処置が必要になりますから、早めに歯科医院を受診して、きちんと調べてもらって適切な対応をとってもらうべきでしょう。