投稿日:2016年11月27日|カテゴリ:院長ブログ

親知らずについて その14


親知らずについて

こんにちは。治田歯科医院の医院長の治田です。
今回も前回に引き続き、皆さんも持っている方の多い、親知らずについて書いてみます。

 前回は、上を向いて生えてきている親知らずはどのような場合に抜く必要があり、どのような場合は抜かなくて良いのかについて書きました。

 
 今回は水平に横になって生えてきている親知らずの抜いた方が良い場合と、抜かなくて良い場合を説明します。生え方のパターンは次の通りです。

 

  • ①横になって生えていて頭(歯冠)の部分が第二大臼歯の後ろに寄りかかるようになって生えている場合
  • ②横になって生えていて頭(歯冠)の部分が第二大臼歯の後ろに寄りかかるようにはなっていないが、少し歯肉から出ている場合
  • ③横になって埋まっていて表からは見えないが、第二大臼歯の後ろ側の歯周ポケットと交通している場合
  • ④横になって埋まっていて表からも見えないし、第二大臼歯の後ろ側の歯周ポケットとも交通していないで、顎の骨の中に埋まっている場合

  この場合、抜いた方が良いケースは①②③です。ただし④はいずれ抜いた方が良いケースに移行する可能性もありますし、歯の矯正治療の関係で抜いた方が良い場合もあります。

(その15に続く)