投稿日:2016年10月21日|カテゴリ:院長ブログ

親知らずについて その3


親知らずについて

こんにちは。治田歯科医院の医院長の治田です。
今回は前回に引き続き、皆さんも持っている方の多い、親知らずについて書いてみます。

前回は親知らずを抜いた方が良いケースとして、親知らずが少し生えていて、それ以上生えることができない状態で、その歯肉のすき間から汚れが入り、歯肉に炎症が起こるケースを書きましたが、この炎症のことを専門用語で「智歯周囲炎」(ちししゅういえん)と言います。専門用語で親知らずこと第三大臼歯のことを智歯とも言います。

よく皆さんが「親知らずが腫れた」と言いますが、親知らず自体は歯なので腫れるわけがなく、親知らずの周りの歯肉が腫れた状態を言い、この智歯周囲炎が原因で腫れるのです。そしてこの智歯周囲炎が親知らずのトラブルで最も多いのです。

智歯周囲炎は少し生えた親知らずの周りの歯肉から食べ物のかすが少しづつ入り込んで停滞し、その食物残渣に口の中にいるバクテリアが関与して、炎症の原因となる汚れを作り出してしまうことで起こるのです。

(その4に続く)