投稿日:2016年10月21日|カテゴリ:院長ブログ

親知らずについて その2


親知らずについて

こんにちは。治田歯科医院の医院長の治田です。
今回は前回に引き続き、皆さんも持っている方の多い、親知らずについて書いてみます。

前回は何故「親知らず」と呼ばれるかについて書きましたが、今回は親知らずが必要か不必要かの判断について書きます。

歯科の現場でよく聞かれるのは「親知らずは抜いた方が良いですか?」という質問です。

親知らずを抜くか抜かないかの判断で最も一般的なのは、腫れや痛みなどのトラブルが起こった際に、①親知らずが歯としての機能(咬んでいる)しているかどうか、②治療した親知らずがその後に歯磨きがきちんと行なえる場所かどうか、③親知らずが将来的に他の部位に移植したり、ブリッジの台として使えるかどうかなどが大きな判断基準になります。

まずは、抜かなければならない親知らずのケースについて書きます。

親知らずで最も多いトラブルは、親知らずが少しだけ生えていて、それ以上生えてくることができない状態にあるときです。その少し生えている部分から歯肉の中に汚れが入ってしまって、歯ブラシで取り除くことができない状態で、そこで炎症が起こってしまう場合です。

(その3に続く)