投稿日:2016年10月21日|カテゴリ:院長ブログ

親知らずについて その1


親知らずについて

こんにちは。治田歯科医院の医院長の治田です。
今回は皆さんも持っている方の多い、親知らずについて書いてみます。

親知らずとは正式には上顎第三大臼歯、下顎第三大臼歯といい、「親不知」と書くこともあります。

 その語源は、第三大臼歯が思春期後半から20歳以降に生え始めることが多く、昔の日本人の寿命が50歳位で、親がすでに他界した後に生えてくるからその名がついたという説と、赤ん坊の歯の生え始めと違い、多くの場合親元を離れてから生え始めるため、親が第三大臼歯の生え始めを知ることはないためその名が付いたという説と、乳歯が永久歯の「親」と考えると、親知らずには、対応する乳歯が存在しないので、「対応する乳歯が無い=親知らず」として命名されたという説があります。

 
親知らずのことを英語ではwisdom toothといい、これは物事の分別がつく年頃になってから生えてくる歯であることに由来しています。

歯科の現場においては50歳を過ぎて生えてきたりすることもあり、生える時期には相当な個人差がありますし、現代の人では退化してなくなってしまっていることもあります。

               
(その2に続く)