投稿日:2016年10月5日|カテゴリ:院長ブログ

歯ぎしりの悪影響について その5


歯ぎしりの悪影響について

こんにちは。治田歯科医院の医院長の治田です。
今日も前回に引き続き、歯軋りが歯に与える悪影響について書こうと思います。

前回書きましたように、歯軋りの原因は噛み合せの不均衡によるものと、ストレスによるもだと考えられております。

それでは睡眠中に起こる歯ぎしりは時間にしてどれ位なのでしょうか?1日のうちで正常な人の場合では,上下の歯が接触して咀嚼している時間はわずか10~15分であると考えられています。

歯軋りをする人は、自分で意識していない人でも15分ほど、また自分でも歯ぎしりをしていることを知っている人や、人からも歯軋りをしていると指摘されている人は、かなり長く約45分で、長い人では1時間30分も歯軋りをしている人もいます。

そして、この約80%は、日中にチューインガムを噛んだときの数倍~数十倍の力で噛んでいます。ですから、歯ぎしりが時間的にも、噛む力の総量においても、歯や歯を支えている組織や顎関節に及ぼすであろう悪影響は、はかりしれないものがあると思われます。

             
                 

(その6に続く)