歯ぎしりの悪影響について その3
こんにちは。治田歯科医院の医院長の治田です。
今日も前回に引き続き、歯軋りが歯に与える悪影響について書こうと思います。
前回書きましたように、歯軋りの原因は噛み合せの不均衡によるものと、ストレスによるもだと考えられております。私は歯科医療の現場にいて、最近このストレスによる歯軋りで歯が割れたり、歯の根にひびが入ったり、被せ物に穴が開いたりするケースが増加している実感があるのです。
そのように考えてみると、現代社会にはストレスの原因が急増していると考えられます。不景気や政権不安定によるストレス、エルニーニョ現象などによる異常気象によるストレス、それに加えて最近の東日本大震災の影響による節電のストレス、福島原発の放射能汚染による不安のストレス、またいつ大震災が起こるのかという不安によるストレスなど、あげていたらきりがないほどのストレスの原因が、現代社会には溢れてきているように思われます。
このような現代社会に急増したストレスの原因が、歯軋りによる歯のダメージが、歯科医療の現場で増加しているのだと関連付けられるのではないかと私は思うのです。
(その4に続く)