投稿日:2016年10月4日|カテゴリ:院長ブログ

歯ぎしりの悪影響について その2


歯ぎしりの悪影響について

こんにちは。治田歯科医院の医院長の治田です。
今日も前回に引き続き、歯軋りが歯に与える悪影響について書こうと思います。

 
 私は浜松町で歯科医院を開業して25年になるのですが、20年以上前から当院に通院していただき、治療後も定期的なメンテナンスに継続的に来院していただいている患者さんも多くいらっしゃるのですが、そのような患者さんが、20年以上も何の問題もなかったのに、最近になって歯軋りで歯根破折(歯の根にひびが入ること)をおこし、抜歯してインプラント治療に移行してしまった症例が多く見られるようになったのです。

 

 前回書きましたように、歯軋りの原因は噛み合せの不均衡か、ストレスによるもだと考えられております。前条のような患者さんはきちんと治療を終えているので、噛み合せの不均衡は考えられません。したがって原因はストレスだと考えられ、精神的あるいは肉体的なストレスから歯軋りが起こっていると考えられます。寝ている間に歯ぎしりすることによって、日常の不安や憂鬱を発散させているのでしょう。

 そのように考えてみると、現代社会には急速にストレスの原因が増加しているのだと考えられます。

               

(その3に続く)