投稿日:2016年9月6日|カテゴリ:院長ブログ

インプラントの歴史について


b治田歯科医院のインプラント

こんにちは。治田歯科医院の医院長の治田です。
今日はインプラントの歴史について書きたいと思います。

喪失してしまった歯の変わりに人工の歯を埋め込むというインプラントの歴史をたどると、遥かかなた昔のメソポタミア文明やインカ帝国の遺跡から、インプラントの痕跡 が発見されているそうです。
メソポタミアと言えば、紀元前3500年頃に生まれた人類最古の文明です。

その遺跡から人骨の顎の骨の抜けた歯の部分に、黒耀石(こくようせき)やヒスイが埋め込まれているものが発見されています。
また、エジプトで発見されたミイラにも歯の変わりにエメラルドが埋め込まれているものがあるそうです。

これが本当に歯の代わりとして埋め込まれたのか、それとも何らかの儀式として埋め込まれたのか、そのあたりは定かではありませんが、インプラントと考えても不自然ではない歯の加工がされていたと見られています。

日本の歯科医療の臨床でのインプラントの歴史は、約30年前から始まりました。
その当時の厚生省が臨床的に認可していたのは、京セラの人工サファイヤの人 工歯根だけでした。
その当時の発想は今とは違い、天然の歯とインプラントを連結して補綴(歯を入れること)するのが原則でした。

現在のほぼ100%の純チタンのインプラントは、基本的にインプラントと天然の歯を連結しないのが原則です。
日本の歯科医療の臨床におけるインプラントは、この20年で大きく進歩して、広く一般に普及していきました。

>>治田歯科医院の「インプラントとは」