投稿日:2016年9月6日|カテゴリ:院長ブログ

歯周病と全身の健康について


治田歯科医院の歯周病治療

こんにちは。
治田歯科医院の治田です。

今日は歯周病と全身の健康について書きます。

昔は「歯の手入れやメンテナンスなんか面倒だから、歯なんて命にかかわることじゃないし、そのうち全部抜いて入れ歯にすればいいよ」などと無謀なこと言う人がけっこういましたが、最近、歯周病も全身に悪影響を与えることもわかってきています。

高齢になり、身体の抵抗力が低下してくると、歯周ポケット内から歯周病菌が血管内に侵入してくるのですが、歯周病菌が出すある種の酵素は、血管に入ると血液を固めやすくしてしまい、その結果として動脈硬化を促進し、血の固まり(血栓)ができやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞を招いてしまうおそれがあるのです。
その結果として死亡してしまうこともあることが判明しています。

また数年前にイギリスの医学雑誌に、歯周病を治療すると、半年後に血管が非常に柔軟性を増して、うまく広がるようになったというデータが紹介されました。
つまり歯周病の治療は血管の柔軟性を取り戻すために重要で、他の生活習慣病と同様に早くから対応しなければいけないということを示唆しているのです。
このように、口の中の健康は、血管の健康、ひいては全身の健康につな がっているのです。

一生健康な身体を維持したいのであれば、歯周病の治療およびメンテナンスは重要であることを、皆さんにご理解いただきたいと思っております。

>>治田歯科医院の「歯周病治療とは」