投稿日:2016年12月26日|カテゴリ:院長ブログ

顎関節症について その2


顎関節症について

こんにちは。治田歯科医院の治田です。
今回も前回に続いて最近増加している顎関節症について書きます。

前回は顎関節症の症状と概要について書きましたが、今回は顎関節症の原因について書きます。

かつては顎関節症の原因は噛み合わせの異常にあると言われていましたが、現在では顎関節症の原因となる因子はいくつかあり、それらが積み重なってある耐久限界を超えたときに発症すると言われています。

ただし、顎関節症になりにくい人となりやすい人がいて、耐久限界にも個人差があり、くいしばりや歯ぎしり偏咀嚼などの生活習慣の中の要因の積み重ねが、その人の耐久限界を超えたときに発症するということになります。

顎関節症の原因を大きく分けると①精神的因子(ストレス)、②習慣的因子、③中枢神経性、遺伝的脆弱疾患の3つになります。

精神的因子とは、以前に書いたストレスによる精神的な緊張により就寝中に起こる歯ぎしり(ブラキシズム)により筋肉を緊張させて顎関節に過度の負担をかけダメージを与えることが原因です。

(その3に続く)