顎関節症について その4
こんにちは。治田歯科医院の治田です。
今回も前回に続いて最近増加している顎関節症について書きます。
前回までに顎関節症の原因のうち、精神的因子と習慣的因子について書きました。
次は中枢神経性、遺伝的脆弱疾患が原因の顎関節症ですが、これは特殊な場合で、一般的には希少なケースです。この疾患が原因で発症します。
その他の原因としては、顎や頸部や頭などを強く打って、顎関節や靱帯を損傷したなどの外傷によるものがありますが、これも特殊なケースです。
以上が顎関節症の原因でしたが、次に顎関節症の分類です。顎関節症は内容により以下のⅠ～Ⅴ型の５つに分類されます。基本的には、Ⅴ型を除いて下に行くほど重症です。）
①【顎関節症Ⅰ型：咀嚼筋障害】咀嚼筋障害を主徴候としたもの
②【顎関節症Ⅱ型：関節包・靭帯障害】関節円盤後部組織・関節包・靭帯の慢性外傷性病変を主徴候としたもの
③【顎関節症Ⅲ型：関節円盤障害】関節円盤の異常を主徴候としたもの
④【顎関節症Ⅳ型：変形性関節症】顎関節の退行性病変を主徴候としたもの
⑤【顎関節症Ⅴ型】Ⅰ～Ⅳの顎関節症に該当しないもの
（その５に続く）
