口臭について その3
こんにちは。治田歯科医院の治田です。
今回も前回に引き続き皆さん気にしている方の多い、口臭について書きます。
口臭の原因の大部分は、お口の中の細菌が産生する「揮発性ガス」というものだということを前回に書きました。そして、それゆえ唾液が少ないことが、口臭の原因となることも書きました。
次に口臭の原因として考えられるのは、お口の中の衛生状態です。お口の中が清潔に保たれていない場合も、口臭の原因となることがあります。
お口の中が不衛生だと細菌の数が多くなり、産生される「揮発性ガス」の量も多くなるため口臭がきつくなります。つまり食事の後の歯ブラシを怠っていると、口の中に残った食べ物のカスが、口の中にいる細菌によって汚れへと変換され、それが「揮発性ガス」の産生へと繋がるのです。
また舌に付着した舌苔(ぜったい)が口臭の原因になることがあります。舌苔とは、舌の表面に付いている白っぽいもののことで、これは細菌や食べカスや、死んだ白血球などの集まりなのです。
(その4に続く)