親知らずについて その17
こんにちは。治田歯科医院の医院長の治田です。
今回も前回に引き続き、皆さんも持っている方の多い、親知らずについて書いてみます。
前回は水平に横になって生えてきている親知らずは抜くのが大変で、それゆえ歯科医院の先生の多くは「大学病院に紹介する」と言って、大学病院の口腔外科に紹介してしまうことを書きました。
しかし、大学病院の口腔外科は受付も診療も大変に時間がかかり、さらに土曜日、日曜日は休診が多く、患者さんに大きな負担がかかってしまうことも書きました。
当院では、そのようなことを配慮して、患者さんの立場に立って考え、ほとんどの親知らずは大学病院の口腔外科に紹介せずに抜歯しています。
もちろん、太い神経や血管と重なっているようなケースや、専門の器具使わなければ抜けない場合には、責任を持って信頼のおける口腔外科の先生をご紹介します。しかし、ほとんどの場合は、当院できちんと抜歯しております。
結局はその方がその後のフォローも充分にできますし、急な状況にも対応もできますので、患者さんにとってもメリットが多いと私は確信しております。
中途半端に生えている親知らずは、必ずといって良いほどトラブルを起こしてきます。皆さんも、もしそのような親知らずをお持ちでしたら、なるべく早く歯科医院に行くことをお薦めします。
