投稿日:2016年10月5日|カテゴリ:院長ブログ

歯ぎしりの悪影響について その6


歯ぎしりの悪影響について

こんにちは。治田歯科医院の医院長の治田です。今日も前回に引き続き、歯軋りについて書こうと思います。

これまでに、歯軋りは、歯が擦り減る、歯や歯根が割れる、歯周組織が損傷する、顎関節症や知覚過敏を引き起こす等の人体への悪影響があることを書きました。その他にも外骨腫という歯の周りの骨が異常に突出する病気をも引き起こします。

 それでは、歯軋りの症状を改善する手立てはないのでしょうか?残念ながら今のところ、就寝時にナイトガードというマウスピースのような器具を付けて歯への負担を減らし、ストレスを別の事で発散させるのが一番の改善方法です。

 歯軋りは何より自覚出来ないことが難点です。早期発見できればそれだけ歯への負担は減りますので、パートナーや友達が歯軋りをしていたら、教えてあげるのはお節介ではなく、大切な優しさかもしれません。

 
 また、ストレスによる歯軋りの場合、ストレスをかかえていないかよく考え、なるべくストレスを回避することが大切です。 大人だけでなく、子供も同じようにストレスが要因で 歯軋りをすることもあるようです。自分の子供が歯ぎしりをしたら、噛み合わせだけでなく、何かストレスに感じていることはないか考えてみてください。