インプラントの治療費の差について その3
こんにちは。治田歯科医院の医院長の治田です。今日は前回に引き続きインプラント治療の治療費の差がどうして起こるのかについて書いてみます。
前回書きましたように、インプラントの治療費は、材料費+経費+技術料の合計で決まります。前回はその内の材料費について書きました。
次に経費ですが、これは歯科医院における人件費、器具の滅菌消毒費、光熱費、賃貸料等があります。人件費や賃貸料の高い都心部では、交通や通院に何かと便利であるメリットはありますが、当然この部分にコストがかかってしまいます。したがって都心部に行くほど、価格は高くなる傾向があります。
また衛生上の理由でディスポーザブルの器具を多く使ったり、器具の滅菌をきちんとやっている歯科医院は、その部分でもコストがかかってしまいます。
最後に技術料ですが、近年いくらインプラントの手術が画一化されて簡単になったとはいえ、1年前にインプラント治療を始めた歯科医師と、20年前からインプラント治療を行っている歯科医師とでは当然手術の技術が違います。またそれだけではなく、長年培ったマニュアルにはないテクニックの差もあります。それがインプラント治療を成功させ長く維持する秘訣なのです。
(その4に続く)