投稿日:2016年12月26日|カテゴリ:院長ブログ

顎関節症について その5


顎関節症について

こんにちは。治田歯科医院の治田です。今回も前回に続いて最近増加している顎関節症について書きます。

 前回までに顎関節症の原因について書きました。そして最後に顎関節症の分類についてふれましたが、少し専門的過ぎてわかりにくかったと思いますので、もう少しつわかりやすく書いてみます。

顎関節症Ⅰ型:咀嚼筋障害 は、顎を動かす筋肉である、咬筋や側頭筋などの咀嚼筋の疼痛(痛み)を主徴候とするものです。

顎関節症Ⅱ型:関節包・靭帯障害は、関節包という顎関節を構成する下顎頭、下顎窩、靭帯、関節円盤が線維膜で覆われた部分の障害を主徴候とするもので、顎を動かした時に顎関節に痛みがあり、さらに顎関節部を押すと痛みがあるものです。

顎関節症Ⅲ型:関節円盤障害は、下顎頭と下顎窩の間にある関節円盤の障害を主徴候とするものす。

顎関節症Ⅳ型:変形性関節症は、顎関節構成する骨の変形を主徴候とするもので、顎関節の骨の器質的変化が確認できます。

顎関節症Ⅴ型:Ⅰ~Ⅳ型以外の障害は、様々な顎関節症の検査を行なったにも関わらず、Ⅰ~Ⅳ型のいずれにも該当しないもので、主に精神的な問題や神経の問題などが考えられますが、中には全く原因が不明なものもあります。

(その6に続く)