投稿日:2016年11月18日|カテゴリ:院長ブログ

親知らずについて その6


親知らずについて

こんにちは。治田歯科医院の医院長の治田です。
今回は前回に引き続き、皆さんも持っている方の多い、親知らずについて書いてみます。

前回は、親知らずのトラブルで一番多い智歯周囲炎を起こして腫れたり痛んだりした親知らずの周りの汚れを取り除くことは、不可能であることを書きました。

それでは体調不良のたびに痛んだり腫れたりする智歯周囲炎を根本的に治すのはどうしたら良いかというと、炎症を引き起こしている汚れと一緒に親知らず自体を取り除くしか方法はないのです。そして親知らずを抜いてしまうことによって、もう二度と痛みや腫れを引き起こす智歯周囲炎は再発しないのです。

確かに横になっていたりして埋まっている親知らずを抜くのは大変なこともあり、抜いた後に少し腫れたり痛んだりすることもありますが、だからといってそのような親知らずを残しておくことは、長い目で見た場合に何も良いことがありません。

なぜかと言うと、1度智歯周囲炎の急性発作をおこした親知らずは、その後必ず何度も急性発作を起こして痛んだり腫れたりするのです。また、炎症自体が日に日に蓄積して行く汚れによって少しずつ大きくなって行くので、その症状はより強くなって行くのです。

(その7に続く)